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授業支援システムにおけるオンプレミスとクラウドの違い

ここでは、オンプレミスとクラウドの違い、両者のメリット・デメリットを解説しています。

この記事を要約すると、、、
  • オンプレミス型は、設備を自前で管理し、カスタマイズ性やセキュリティに優れる一方、導入や保守に時間とコストがかかる
  • クラウド型は、導入が迅速かつコスト効率が良く保守負担も少ないが、カスタマイズ性やセキュリティ面で制約がある
  • 利用状況に応じた選択が重要で、どちらも一長一短がある
オンプレミスとクラウド型の違いを理解し、自校の環境やニーズに合わせて適したシステムを選ぶことが成功のカギです。

授業支援システムにおけるオンプレミス型システムとは

オンプレミス型システムとは

システムの構築に関わる設備などを自分たちで調達・保守・管理する方式です。2000年代半ばごろまで主流でした。オンプレミス型システムには次のメリットとデメリットがあります。

メリット

主なメリットは、専門知識があればカスタマイズを自由に行えることです。自分たちで設備などを調達・管理するため、利用状況にあわせた設定を行えます。例えば、既存システムと連携させたり校内ルールに沿った環境にしたりすることができます。セキュリティ面にも強みがあると考えられています。原則としてローカル環境で運用するため、情報漏洩などのリスクが小さいためです。

デメリット

自分たちで設備などを調達するため、導入に時間とコストがかかります。保守・管理も基本的に自分たちで行うため、これらにかかる時間とコストも無視できません。スタッフに専門家がいない場合は障害にも弱くなります。自分たちで復旧作業を行わなければならないからです。導入後まで考えて選択することが重要といえます。

授業支援システムにおけるクラウド型システムとは

クラウド型システムとは

インターネットを介してサービス提供事業者の設備などを利用する方式です。サービス提供事業者が運用・管理する範囲によりIaaS・Paas・SaaSに分かれます。IaaSはハードウェア(インフラ基盤)、PaaSはハードウェア・OS・ミドルウェア(システム開発基盤)、SaaSはハードウェア・OS・ミドルウェアに加えアプリケーションまでを範囲とします。クラウド型システムのメリットとデメリットは次の通りです。

メリット

導入にかかる時間とコストを抑えやすい傾向があります。自分たちで設備などを調達する必要がないためです。SaaSであれば、専門的な知識がなくても利用契約後すぐにアプリケーションを活用できます。保守管理に手間がかかりにくい点や障害に強い点も魅力です。これらに必要な作業は、基本的にサービス提供事業者が担当します。

デメリット

設備などを自分たちで管理できないため、カスタマイズ性は劣る傾向があります。また、他のユーザーとネットワーク・サーバーを共有することでパフォーマンスも不安定になりやすいと考えられています。セキュリティ面にも注意が必要です。インターネットを介してデータを送受信するため、情報漏洩などのリスクはやや大きくなります。

オンプレミスとクラウドについて把握しておこう

オンプレミス型システムとクラウド型システムにはメリットとデメリットがあります。一概にどちらが優れているとはいえません。特徴を踏まえたうえで、利用状況などにあわせて選択することが重要です。

以下の記事では、授業支援システムのさまざまな機能などを紹介しています。利用を検討している方はこちらも参考にしてください。

小学校・中学校の
授業でおすすめ!
授業支援システム・
ソフト3選

あったら便利機能の搭載も調査

叶えたい授業スタイルは…?

授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。

先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら

モニタ
リング系

Win Bird
(ウィンバード)
授業⽀援
for Chrome / Edge
ウィンバード授業⽀援for Chrome

引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)

「双方向授業」「複線型授業」をICTでサポート
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 新たな負荷なく、普段の授業の延長でICTを活用した授業が可能
  • 教科を問わず様々な授業で使える汎用性
  • どのアプリを使用していても、生徒画面の確認やロックが可能
公式HPで詳しく

生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら

共有系

ロイロノート・
スクール
ロイロノートスクール

引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)

生徒の思考力・表現力を高める授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 英語4技能「聞く」「読む」「話す」「書く」アップに便利な機能搭載
  • カードを繋げるだけで、簡単にプレゼン資料の作成が可能
公式HPで詳しく ※ロイロノート・スクールでは
現在電話受付を行っていないようです。

ノート用にICTを
活用したいなら…

共有系

MetaMoJi
ClassRoom
MetaMoJi ClassRoom

引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)

生徒の思考力・表現力を高める 授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • ペンの種類とバリエーションが豊富!紙に文字を書くような自由自在な手書き機能
  • 学校向け手書き入力「mazec(マゼック)」を標準搭載で漢字の書き取り練習や漢字学習が可能
公式HPで詳しく

授業準備の負担を
軽減したいなら…

共有系

スクールタクト
スクールタクト

引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)

教材テンプレートが豊富で、オリジナリティ溢れる授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 6,000点以上の課題テンプレートが使用可能
  • 授業準備や生徒の評価にまつわる業務負荷を軽減
  • 生徒の回答状況が一覧で表示、進捗を確認しながら授業を進行
公式HPで詳しく

主体的な学びを
支援したいなら…

教材系

ラインズeライブラリアドバンス

引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)

生徒それぞれが自分で学ぶことを助けるサービス
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 学習状況に合わせた個別課題の出題機能
  • 生徒一人一人で背景画像などを自由に設定できる
  • メッセージのやりとりが可能なコミュニケーション機能を搭載
公式HPで詳しく

生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら

教材系

ドリルパーク

引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)

生徒それぞれが自分で学ぶことを助けるサービス
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 知識の定着や理解を深めることを目的としたドリル設計を採用
  • 正解数などに応じメダルやポイントをプレゼントすることでやる気アップ
  • 学び直しアダプティブドリルを収録してつまづきを防ぐ
公式HPで詳しく

▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。

・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ

叶えたい授業スタイルで選ぶおすすめの授業支援システム3選
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