授業⽀援ソフト
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先進国であり、通信技術が発達していると思われている日本です。しかしICT教育の導入は他の先進国と比べ、「遅れている傾向」にあります。
そんな中、日本でも、2020年から初等教育の各科目において、プログラミング学習が実施されることになりました。しかし他国と比較してかなり遅い実施です。かつ、プログラミングという科目ではなく、”各教科の一部で”専門ではない先生からプログラミングを教わるというかたちです。
日本のICT教育は、「教師側の指導力」にも課題があるでしょう。
IT大国のアメリカでは、教育分野においてもICT化が進んでいます。多くの学校で、生徒に自身のスマートフォンやiPadの使用を許可する体制をとっています。
イギリスでは電子黒板を活用した教育が実施されています。導入率は小学校、中学校ともに日本と比較して高い数字となっています。
韓国では2010年から多額の予算をかけて、ICT教育の普及を進めてきました。国が開設した教育ポータルサイトでは、教員が教材・学習ツールを共有できます。
オランダは学習進捗管理をアプリで共有しています。生徒と学校だけでなく、保護者も学習状況を気軽に確認することができます。
フィンランドは90年代からICT教育に取り組んでおり、海外でも有数のICT教育先進国といえます。インターネットの整備率は、基礎学習・高校ともにとても高く、ほとんどの小学校で電子黒板が使われています。さらに、VRグラスを授業に取り入れる仕組みも導入されつつあります。
シンガポールには「フューチャースクール」という制度があります。各学校が、ICTを活用した教育法を提案し、認定されると一人一台のタブレット型PCが支給されるなど支援が受けられます。
ICT教育の先進国では、小学校から「プログラミング教育の導入」をしており、「パワーポイント」を使い、資料から作成してプレゼンテーションを行うなど、すでにスムーズに使用できています。
また、フィンランド・スウェーデンの「マインクラフト」(ものづくりゲーム)や、「ゲーム感覚で遊ぶ算数問題」など、子どもたちは楽しみながら学習をしています。そのため、満足度もかなり高くなっています。
日本でも、平成22〜25年度に小・中学校の実証校(18校)に、一人一台のタブレットPCや電子黒板、無線LANなどを整備。さらに教員やICT支援員が作成したデジタル教材などを活用し、効果や影響について実証しました。
児童の約80%は、「楽しく学習することができた」「コンピュータを使った授業は分かりやすい」など、肯定的に評価しています。そして、児童のICTスキルも向上しています。
また、教員側の意識も児童の「意欲を高めること」「理解を高めること」などに関して、効果的であると80%以上の教員が肯定しました。電子黒板についても95%の教員が「使いやすい」と評価しました。
あったら便利機能の搭載も調査!
授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。
先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら
引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)
特徴
生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)
特徴
ノート用にICTを
活用したいなら…
引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)
特徴
授業準備の負担を
軽減したいなら…
引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)
特徴
主体的な学びを
支援したいなら…
引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)
特徴
生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)
特徴
▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。
・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ
生徒機の監視やロック、Webフィルタリングなど、生徒が授業中にいたずらをしないための制御機能。授業で使用しているアプリ以外でも常に生徒の画面の監視が可能です。
リアルタイムで、生徒同士がノートを共有したり、意見を交換できる共有系の機能を搭載しています。生徒の主体性を伸ばしていきたい場合におすすめです。