授業⽀援ソフト
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電子黒板とは、デジタル教科書やコンピュータ内に保存された教材ファイルをディスプレイやスクリーンに映し出した「デジタルホワイトボード」です。「ディスプレイ型」「プロジェクター型」「ユニット型」の3つの種類があり、専用ペンや指で画面上を操作すると文字や線の書き込み、移動、拡大・縮小、データの保存などができます。
電子黒板は、2010年総務省が推進した「フューチャースクール推進事業」によりICT教育の黎明期から導入が進められてきました。
電子黒板の整備率は2016年21.9%、2017年24.4%、2018年26.8%(※)でした。これは電子黒板のみを調査した数字で、2019年3月以降はプロジェクタやデジタルテレビを含むすべての大型提示装置が調査対象となっています。
電子黒板を含む大型提示装置の整備率は2021年71.6%、2022年83.6%、2023年88.6%(※)と年々100%に近づいており、普通教室において電子黒板などの大型提示装置を活用できる環境は整ってきているといえるのではないでしょうか。
※参考元:電子黒板とは? メリットや種類、選び方のポイントを解説 (https://www.skymenu.net/media/article/2731/)
電子黒板のディスプレイ型はスタンド付きで移動が可能、スライド設置や壁掛け設置のタイプもあります。プロジェクター型は黒板やスクリーンなどに画面を投影して使用する電子黒板で、電子黒板機能を追加するタイプの機器がユニット型です。
では、電子黒板を活用すると、どんなメリットがあるのでしょう。
板書は書き写す作業に気をとられるため、授業の内容が頭に入りにくいことがありました。電子黒板は教科書や資料などの情報を確認しながら学習を進めることができ、教師が電子黒板上で授業の大事なポイントを専用ペンでマーキングして拡大して見せられるので生徒も理解しやすくなります。
また、画像や動画を使用することで具体的に示すことができるため、生徒の興味を引きつけることも可能です。
電子黒板双方が同時に書き込みできる機能や目で見て理解する内容は生徒の注意を引きつけ、授業に対する意欲も高まるでしょう。モチベーションが上がれば、学習効果もアップします。
生徒のタブレットと接続をすると電子黒板上で生徒と教師が共同で作業したり、生徒の意見や制作した作品を共有することも可能です。ほかの人の考え方や表現に触れると今まで自分になかったものに気づくことができたり、次につながるヒントやアイデアも得られるため思考の幅も広がるでしょう。主体的に学習に取り組む態度も自然に身につきます。
授業の中で書き込まれた画面を保存してほかの教師と共有することもできるため、教師同士の意見交換にも役立ちます。
電子黒板の保存機能を使用すると、生徒が板書の書き写しにかかる負担を削減することができます。書き写しに不備があった場合、生徒によって書き写しの差が出てくるため、授業の復習が難しいこともありましたが、電子黒板で書き込んだ内容を保存しておけば、後で見返すことができます。
電子黒板には、授業の内容を再現できる機能を搭載したものがあります。授業の内容を再現すれば生徒に説明する時間が増えるため、集中力を切らさずに授業を進めることができます。インターネット上のコンテンツの活用やデジタル教科書の動画・音声教材の再生することで授業展開の幅も広がるでしょう。
書き込んだ内容を保存しておくと、教師がほかのクラスで同じ内容の授業をおこなう場合準備する手間が省けます。前回保存していた内容から授業を進めることができ、参考資料の作成に費やす作業時間も軽減されるでしょう。
板書では生徒は教師が書いたものを書き写さなければ授業の振り返りができませんでしたが、電子黒板はデータを保存することができるので、次の授業でデータを呼び出せば復習ができます。電子黒板を活用すると授業の準備や進行がスムーズです。
電子黒板は、画面上を専用ペンや指で操作すると文字の書き込みや拡大・縮小、データ保存ができるデジタルホワイトボードです。「ディスプレイ型」「プロジェクター型」「ユニット型」の3つの種類があります。
電子黒板のメリットは「焦点化」「共有化」「効率化」です。授業の大事なポイントを拡大して見せられたり、タブレットに繋げば生徒と教師が共同で作業ができたり、生徒の意見や作品をクラスで共有することもでき、授業内容を保存しておけば、続きから次の授業を進められるので効率的です。上手に活用すれば授業の活性化や効率化に役立ちます。
あったら便利機能の搭載も調査!
授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。
先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら
引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)
特徴
生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)
特徴
ノート用にICTを
活用したいなら…
引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)
特徴
授業準備の負担を
軽減したいなら…
引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)
特徴
主体的な学びを
支援したいなら…
引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)
特徴
生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)
特徴
▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。
・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ
生徒機の監視やロック、Webフィルタリングなど、生徒が授業中にいたずらをしないための制御機能。授業で使用しているアプリ以外でも常に生徒の画面の監視が可能です。
リアルタイムで、生徒同士がノートを共有したり、意見を交換できる共有系の機能を搭載しています。生徒の主体性を伸ばしていきたい場合におすすめです。