授業⽀援ソフト
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LMSはLearning Management Systemの略で、学習管理システムとも呼ばれています。パソコンやスマートフォンで学習するeラーニングのベースとなるシステムで、学習教材の配信や受講状況、成績などを統合して管理できる機能を搭載しています。
インターネットの発展とともに、オンライン教育が当たり前になってきている近年。インターネット上に教材を保管するeラーニングは、情報更新の早さやコストの削減でメリットがあり、多くの教育機関や企業で導入されています。しかし、eラーニングは関係のないユーザーが利用できないように、受講ユーザーの管理が必要なことや、どの教材から始めるかユーザーに伝える必要があることなど、いくつかの問題点がありました。
eラーニングの問題点を解決するために開発されたのがLMSです。オペレーションシステムのように必要な機能を搭載し、簡単に操作できるプラットフォームを作れば、学習教材の配信のほか、学習履歴や成績情報などを一括管理できるようになりました。
LMSは学習状況や成績などを統合して管理するシステムだと紹介してきましたが、管理機能のほかにコミュニケーション機能も備わっています。
LMSの主な機能として学習状況の管理があげられます。受講者と教材の管理のほか、学習の進み具合も管理できるので、受講者1人1人の講座の進捗状況やどの教材を割り当てるかなどが一目でわかります。アカウントの増減に対応しているほか、グループ化して異なる教材を提供することも可能です。
学習状況の管理を行うだけでなく、コミュニケーションを促すシステムを搭載している場合があります。例えば、サイト上でアンケートができる機能や、ディスカッションを行える機能のほか、講師に質問できる機能もあります。これまで1人で学習を進めるイメージが強かったオンライン学習ですが、一緒に学ぶ人たちとコミュニケーションを取りながら勉強できるようになっています。
LMSを導入する際の、生徒・教師・管理者それぞれのメリットについて解説します。
受講生のメリットは主に4つあります。
学習の進捗状況が常に確認できるので、今後の計画が立てやすくなります。また、今までのオンライン学習と言えば、1人で黙々と進めるイメージが強かったかもしれませんが、ほかの受講者とコミュニケーションが取れるので、モチベーションアップにつながるでしょう。
教師側のメリットを3つ紹介します。
多くの時間がかかる、テストの採点や添削も自動で行ってくれるので、削減した時間を個別指導の時間に当てられます。また、受講者の学習の進捗状況や成績を把握できるので、1人1人に合わせた学習を行えるのもLMSのメリットです。
管理者側の3つのメリットを紹介します。
まず、システムを最初から構築する必要がないので、コストの削減が図れます。また、受講者の登録や教材の割り当てが簡単に行えるほか、学習状況を一括で管理できるのでスムーズに学習や研修を進められるようになります。
オンライン学習・研修を取り入れる教育機関や企業が増えるなか、LMSを活用することで、受講者だけでなく、指導者・管理者にとってもメリットが大きいです。どんな機能が利用できるか把握した上で、導入を検討してみましょう。
あったら便利機能の搭載も調査!
授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。
先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら
引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)
特徴
生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)
特徴
ノート用にICTを
活用したいなら…
引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)
特徴
授業準備の負担を
軽減したいなら…
引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)
特徴
主体的な学びを
支援したいなら…
引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)
特徴
生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)
特徴
▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。
・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ
生徒機の監視やロック、Webフィルタリングなど、生徒が授業中にいたずらをしないための制御機能。授業で使用しているアプリ以外でも常に生徒の画面の監視が可能です。
リアルタイムで、生徒同士がノートを共有したり、意見を交換できる共有系の機能を搭載しています。生徒の主体性を伸ばしていきたい場合におすすめです。