授業⽀援ソフト
の⽐較表を⾒る
アクティブラーニングとは、文部科学省が推奨する次世代の学習法である「主体的・対話的で深い学び」のことです。現在の学校教育は、知識を詰め込むことが中心であるため、現代社会で役立つ「適応力」「応用力」「問題解決能力」「表現力」を育む新たな教育法として、アクティブラーニングは、小学校~大学で導入され始めています。
アクティブラーニングでは、主に次の3つの学びを実践します。
子供たちが興味や関心を持って、自ら行う学び。自分で調べて学習を進め、計画性を持ってねばり強く取り組み、活動を振り返って次につなげます。
子供同士の協同、教師や地域の人との対話など、コミュニケーションを取ることで、協調性や自分にない価値観を学ぶ。そこから、知識や思考を広げます。
何をどのように学ぶか学習プロセスから重視し、学びの質や深まりを高める。教科ごとの考え方を通して、思考・判断・表現を行い、深い理解につなげます。
小学校・中学校の
授業でおすすめ!
授業支援システム・
ソフト3選
「主体的・対話的で深い学び」の基本の実践方法として挙げられるのが、グループワーク、ディスカッション、フィールドワークなど。教科ごとに分けると、次のような導入例が考えられます。
教科によって実践できることは変わってきますが、こうした変化を持たせることで生徒の興味や学習意欲を高めることにつながります。
アクティブラーニングの実践には、従来の教育に加えて新たな学習法を導入する時間を捻出しなければなりません。この問題を解決するためにも、便利に活用できるのが授業支援システムです。
下記に授業支援システムを使った、アクティブラーニングの授業への取り入れ方のコツをいくつかご紹介します。
あらかじめ作成した資料を生徒機に送付することで、板書の時間をなくします。その分、意見共有や、思考力・表現力の育成に力を注ぐことができ、授業の最後に振り返りを行わせる時間も確保しやすくなるでしょう。
あらかじめ資料を配布し、自宅で読んでおくことを宿題にすれば、授業開始と同時にディスカッションをするなど、効率的な授業が行えます。資料に画像や動画を活用するのも、説明時間の短縮に。
画面共有機能があれば、生徒の回答をリアルタイムで一覧表示できます。みんなに見られるプレッシャーや、コメントをもらえる喜びから、自主的に学ぶようになる生徒が多数。仲間の回答を見ながらディスカッションをするなど、幅広い活用ができます。
ひとつの作品を複数生徒で同時編集することもできるので、グループワークの幅が広がります。授業外で調べ物や作業をした際も、システム内のグループチャットを利用させれば、学習プロセスを可視化することが可能。教師が生徒の思考や判断を知り、より深い学びの指導・評価が行えます。
あったら便利機能の搭載も調査!
授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。
先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら
引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)
特徴
生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)
特徴
ノート用にICTを
活用したいなら…
引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)
特徴
授業準備の負担を
軽減したいなら…
引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)
特徴
主体的な学びを
支援したいなら…
引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)
特徴
生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)
特徴
▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。
・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ
生徒機の監視やロック、Webフィルタリングなど、生徒が授業中にいたずらをしないための制御機能。授業で使用しているアプリ以外でも常に生徒の画面の監視が可能です。
リアルタイムで、生徒同士がノートを共有したり、意見を交換できる共有系の機能を搭載しています。生徒の主体性を伸ばしていきたい場合におすすめです。