授業⽀援ソフト
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GIGAスクール構想には、1人1台の端末配布と高速大容量の通信ネットワーク環境の整備が必要不可欠です。ただし、それらが全国の学校が同時に、同じように進められるわけではありません。
ハード面だけでなく、デジタル教科書や教材、AIドリルなどのデジタルを活用したコンテンツの用意や、教師がICT教育を行うための指導体制というソフト面・指導体制の整備も求められます。
自治体や各学校でこれらの整備に差が出てしまったことから、GIGA格差が誕生しました。
GIGAスクール構想では、1人1台の端末を用意することで誰1人取り残すことのない公平な学びを実現することも目的としています。学びの機会均等を確保することは当然ですが、過度な公平性を要求することによってGIGAスクール格差が生まれているのも事実です。
これらの過度な公平性の要求により、導入が進まないケースも珍しくありません。目の前の子供たちは平等に見えても、他の学校や他の自治体との間に格差が生じているのです。
GIGAスクール格差の代表的なものは、出身地によるものです。ICT先進県と呼ばれる自治体ではパソコンや電子黒板などの環境が整備されていて先進的な活用に取り組んでいます。その一方で、端末そのものが用意できない、実物投影機すら用意できていない自治体があるなど、自治体による格差は大きなものです。
出身地による格差は、学習環境の格差にもなります。また、公立学校初回の端末調達では、1人4.5万円までの端末代金補助が用意されています。しかし、次回以降の端末調達は各自治体の自主財源で賄う必要があるため、端末を買い替えるにあたって費用調達の問題は避けて通れません。ここでも自治体によるGIGAスクール格差に繋がる恐れがあります。
GIGAスクール格差は、出身地によるものだけではありません。公立と私立の格差も存在しています。私立高校は資金が豊富にあるイメージですが、地方の私立高校は公立高校の人気が高く、子どもの数も不足しているケースが珍しくありません。端末配布に対する国からの補助金は公立校の半額程度であり、1人1台の端末配備が大きな負担になっています。
また、高校での1人1台端末の導入が遅れていることもあり、小中学校で端末を用いた授業や学びを行っていても、高校になってアナログな授業に戻るというケースも生じています。端末購入について保護者負担とするケースもあり、その場合は貸与ではなく私物になるメリットはありますが、保護者にとって大きな負担となります。端末を手にできるかどうか、学校現場で格差が出ないようにするための負担軽減策が求められています。
ICT先進県では高校でも導入が進んでいる傾向にあるため、ここでも出身地による格差が生じていると言えます。
GIGAスクール構想では、小中学生1人1人が取り残されることなくICT教育を受ける環境を整えることが目指されていますが、実際は自治体によって端末支給やネット環境整備状態に差がある状態です。GIGAスクール格差は情報格差、学力格差に繋がる恐れもあります。デジタル化に早く取り組んできた自治体や学校と、それ以外の学校による格差は大きく、この格差をいかに解消するかを考えなければいけません。
GIGAスクール格差がある状態では、十分な教育効果は得られません。まずはどのような格差があるかを知り、資金面はもちろん普及させるためにどうすべきかを考える必要があります。
あったら便利機能の搭載も調査!
授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。
先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら
引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)
特徴
生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)
特徴
ノート用にICTを
活用したいなら…
引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)
特徴
授業準備の負担を
軽減したいなら…
引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)
特徴
主体的な学びを
支援したいなら…
引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)
特徴
生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)
特徴
▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。
・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ
生徒機の監視やロック、Webフィルタリングなど、生徒が授業中にいたずらをしないための制御機能。授業で使用しているアプリ以外でも常に生徒の画面の監視が可能です。
リアルタイムで、生徒同士がノートを共有したり、意見を交換できる共有系の機能を搭載しています。生徒の主体性を伸ばしていきたい場合におすすめです。