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授業支援ソフト・システムポータルサイト » コラム|GIGAスクール導入で変わる、これからのICT教育 » GIGAスクール構想のロードマップと年度計画

GIGAスクール構想のロードマップと年度計画

この記事を要約すると
この記事は、GIGAスクール構想における2022年から2030年までの年度ごとの目標と具体的な取り組みを説明しています。短期目標(~2022年)では、ICTインフラの整備や手続きのデジタル化による業務効率化が進められ、校務の負担軽減が図られています。
中期目標(~2025年)では、学習データの標準化・連携を通じて、学校や家庭、塾などが連携し、学習支援の一部実現を目指します。
さらに長期目標(~2030年)では、学習者自身が生涯にわたってデータを活用できる仕組みを整え、個別最適化と協働学習の実現を掲げています。データの統合と流通がこの構想の成功の鍵となり、「誰もがいつでもどこでも自分らしく学べる」環境の実現が最終目標です。

小学校・中学校の
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授業支援システム・
ソフト3選

引用元:文部科学省 https://www.mext.go.jp/content/20211007-mxt_kaikesou02-000010571_0078_2.pdf

IoTやAI、ビッグデータによって実現されるSociety 5.0時代に対応できる人材を育てるために、国を上げて取り組んでいるGIGAスクール構想は、上記のような計画が示され、2030年までの長期構想が発表されています。

参照元:デジタル庁・総務省・文部科学省・経済産業省「教育データ利活用ロードマップ」 https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/digital/20220107_news_education_01.pdf

GIGAスクール構想の年度計画

~2022年

2022年度までは教育現場における手続きを原則としてICT化、校務のデジタル化、ネットワーク環境などインフラ面での阻害要因の解消、教育データの基本項目の標準化を行うことを短期目標に設定。

現状、ほとんどの情報は書類で作成・処理されているため、国から自治体・教育現場に対する調査や事務の負担が大きいことが課題となっていました。この課題を解決するために、国から教育現場に直接実施できる調査ツールの実証・開発、オンライン化を行い、校務負担を減らすことが目標とされています。

また、2022年度までは「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画」を設定し、地方財政措置を活用しての指導者・学習者用の端末整備や、教員を養成するための研修・指導制度の確立、専門人材の確保などを行うとしました。当初2023年に1人1台端末の導入を予定していましたが、前倒しして導入を開始しています。この計画は2025年度まで延長が決定し、さらなる整備を進めています。

~2025年

2025年までの中期目標として、学習者の日常的な端末利用によるログ収集の実現、データを標準化させることによる、学校・自治体間でのデータ連携、学校や家庭、塾などの民間教育間での学習状況を考慮した支援の一部実現を掲げています。

この目標を実現するための課題は、現状学校・自治体間が管理している学習履歴・校務情報・教材情報・教育外の情報などがそれぞれ結びついていないことです。この課題を解決するために、データの標準化によるEBPM(証拠に基づく政策立案)推進や、これまでにない教授法・学習法を創出することを計画しています。

~2030年

2030年までの長期目標として、PDS(Personal Data Store)整備しすることで学習者がこの先の人生において自分自身のデータを活用すること、内容・活動情報などのデータをさらに細分化しての標準化、支援を必要としている学習者へのプッシュ型支援の実現を掲げています。また、これらの目標達成を通して「個別最適な学び」と「協働的な学び」を実現することも目標に設定されました。

この目標を達成するための課題は、現在の学習指導の枠組みとなっている「学校で」「教員が」「同時に」「同一学年の児童生徒に」「同じ速度で」「同じ内容」を教えるという画一的な教育では、柔軟な対応ができないということです。これらの課題を解決することで、「誰もがいつでもどこでも、誰とでも自分らしく学べる」状態を目指します。

教育データの蓄積とデータ流通における企画設計がカギ

短期・中期・長期構想が組まれているGIGAスクール構想を実現するためのカギとなるのは、教育データの蓄積とデータ流通における企画設計です。これまで書類で管理されていた情報をデータ化し、国・自治体・教育現場でのデータ流通をスムーズに進めることは、GIGAスクール構想で目指す「誰もがいつでもどこでも、誰とでも自分らしく学べる」を実現する第一歩となるでしょう。

小学校・中学校の
授業でおすすめ!
授業支援システム・
ソフト3選

あったら便利機能の搭載も調査

叶えたい授業スタイルは…?

授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。

先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら

モニタ
リング系

Win Bird
(ウィンバード)
授業⽀援
for Chrome / Edge
ウィンバード授業⽀援for Chrome

引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)

「双方向授業」「複線型授業」をICTでサポート
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 新たな負荷なく、普段の授業の延長でICTを活用した授業が可能
  • 教科を問わず様々な授業で使える汎用性
  • どのアプリを使用していても、生徒画面の確認やロックが可能
公式HPで詳しく

生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら

共有系

ロイロノート・
スクール
ロイロノートスクール

引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)

生徒の思考力・表現力を高める授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 英語4技能「聞く」「読む」「話す」「書く」アップに便利な機能搭載
  • カードを繋げるだけで、簡単にプレゼン資料の作成が可能
公式HPで詳しく ※ロイロノート・スクールでは
現在電話受付を行っていないようです。

ノート用にICTを
活用したいなら…

共有系

MetaMoJi
ClassRoom
MetaMoJi ClassRoom

引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)

生徒の思考力・表現力を高める 授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • ペンの種類とバリエーションが豊富!紙に文字を書くような自由自在な手書き機能
  • 学校向け手書き入力「mazec(マゼック)」を標準搭載で漢字の書き取り練習や漢字学習が可能
公式HPで詳しく

授業準備の負担を
軽減したいなら…

共有系

スクールタクト
スクールタクト

引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)

教材テンプレートが豊富で、オリジナリティ溢れる授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 6,000点以上の課題テンプレートが使用可能
  • 授業準備や生徒の評価にまつわる業務負荷を軽減
  • 生徒の回答状況が一覧で表示、進捗を確認しながら授業を進行
公式HPで詳しく

主体的な学びを
支援したいなら…

教材系

ラインズeライブラリアドバンス

引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)

生徒それぞれが自分で学ぶことを助けるサービス
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 学習状況に合わせた個別課題の出題機能
  • 生徒一人一人で背景画像などを自由に設定できる
  • メッセージのやりとりが可能なコミュニケーション機能を搭載
公式HPで詳しく

生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら

教材系

ドリルパーク

引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)

生徒それぞれが自分で学ぶことを助けるサービス
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 知識の定着や理解を深めることを目的としたドリル設計を採用
  • 正解数などに応じメダルやポイントをプレゼントすることでやる気アップ
  • 学び直しアダプティブドリルを収録してつまづきを防ぐ
公式HPで詳しく

▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。

・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ

叶えたい授業スタイルで選ぶおすすめの授業支援システム3選
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