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授業支援ソフト・システムポータルサイト » コラム|GIGAスクール導入で変わる、これからのICT教育 » GIGAスクール構想における補助金について

GIGAスクール構想における補助金について

この記事を要約すると
この記事では、GIGAスクール構想における主な補助金制度について解説しています。ICT教育の充実に向け、国は「公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金」や「公立学校情報機器整備費補助金」など複数の補助金を設け、ネットワーク設備の整備や学習用端末の購入を支援しています。また、低所得世帯へのWiFi支援や、教育現場のICT技術サポーターの配置などもサポート対象です。2024年現在、小中学校のほぼ100%で1人1台の端末が整備され、高校でも約85%まで整備が進んでいます。教育現場では、今後も補助金制度の最新情報をチェックすることが重要です。

小学校・中学校の
授業でおすすめ!
授業支援システム・
ソフト3選

GIGAスクール構想における補助金

GIGAスクール構想の実現に向け、国では莫大な予算を計上しています。中でも特に大きな予算比率を占めているのが、児童・生徒一人ひとりに1台ずつ整備する学習用端末の購入のための補助金(公立学校情報機器整備費補助金)。当初は児童・生徒1人あたり4.5万円でしたが、令和6年度からは1万円アップして5.5万円となりました。

以下、GIGAスクール構想の実現に向けた主な補助金を確認してみましょう。

公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金

公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金とは、学校内のネットワーク環境整備にかかる費用に対応する補助金です。

補助金の支給対象は、公立の小学・中学・高校、および特別支援学校など。1校あたり3000万円を上限とし、環境整備にかかった費用の1/2が補助金として支給されます。補助金の支給対象となる環境整備の項目は、ケーブルやルーター、無線LANアクセスポイントなどの設置となります。

令和元年度の補正予算案では計上されなかったネットワーク環境整備の補助金ですが、令和2年度には71億円の予算計上。以後、全国の公立小学・中学・高校などで急速に環境整備が進みました。

公立学校情報機器整備費補助金

公立学校情報機器整備費補助金とは、児童・生徒1人あたり1台の端末整備にかかる費用に対応する補助金です。

補助金の支給対象は、小学・中学・特別支援学校など。公立学校の場合は端末1台あたり5.5万円で定額支給となり(2022年度以前は4.5万円)、私立学校の場合はその1/2の支給となります。新規の端末整備はもちろんのこと、端末の更新も支給対象です。

なお、公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金とは異なり、高校は同補助金の支給対象に含まれていない点にご注意ください。

公立学校情報機器整備費補助金は、あくまでも端末整備代のための補助金です。そのため、端末維持にかかる消耗品代や備品代、修理代、ソフトウェア購入代などは対象外となります。

そのほか

上記2つの補助金のほかにも、実質的に家庭が対象となる補助金制度も用意されています。具体的には、WiFi環境が整備されていない家庭に対するモバイルルーターの貸与、カメラやマイク機器の整備補助などです。

モバイルルーター貸与の対象は、年収400万円未満の世帯。上限金額は1人あたり1万円で、国公立学校は定額、私立学校はその1/2が支給されます。カメラやマイクなどの通信機器の整備費用としては、上限金額が1人あたり3.5万円で、国立学校が定額、公立・私立学校はその1/2が支給されます。

ほかにも、ICT技術者(GIGAスクールサポーター)を学校に配置する学校については、その経費に対する支援のための予算も組まれています。

 今後も教育現場は補助金制度のチェックが必要

GIGAスクール構想に向け、国では公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金や公立学校情報機器整備費補助金をはじめとした複数の補助金制度・支援制度を設けています。

時代のニーズを背景に、国が莫大な予算を計上したことから、2024年現在では小中学校のほぼ100%が1人1台の端末を導入済みとなりました。2023年度には、高校でも約85%まで1人1台の端末整備が進んでいます(※)。

端末の新規整備だけではなく、古くなった端末の更新も補助金の対象となるため、教育現場では今後も補助金の予算や支給額、申請方法等について随時チェックしておく必要があるでしょう。

※ベネッセコーポレーション|1人1台端末の導入状況
(https://berd.benesse.jp/up_images/research/shido2023_p6-16.pdf)

※補助金の予算は年度により異なります。予算に応じ、補助金の額も変わることがあります。最新の情報は文部科学省の公式HPを参照してください。

小学校・中学校の
授業でおすすめ!
授業支援システム・
ソフト3選

あったら便利機能の搭載も調査

叶えたい授業スタイルは…?

授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。

先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら

モニタ
リング系

Win Bird
(ウィンバード)
授業⽀援
for Chrome / Edge
ウィンバード授業⽀援for Chrome

引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)

「双方向授業」「複線型授業」をICTでサポート
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 新たな負荷なく、普段の授業の延長でICTを活用した授業が可能
  • 教科を問わず様々な授業で使える汎用性
  • どのアプリを使用していても、生徒画面の確認やロックが可能
公式HPで詳しく

生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら

共有系

ロイロノート・
スクール
ロイロノートスクール

引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)

生徒の思考力・表現力を高める授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 英語4技能「聞く」「読む」「話す」「書く」アップに便利な機能搭載
  • カードを繋げるだけで、簡単にプレゼン資料の作成が可能
公式HPで詳しく ※ロイロノート・スクールでは
現在電話受付を行っていないようです。

ノート用にICTを
活用したいなら…

共有系

MetaMoJi
ClassRoom
MetaMoJi ClassRoom

引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)

生徒の思考力・表現力を高める 授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • ペンの種類とバリエーションが豊富!紙に文字を書くような自由自在な手書き機能
  • 学校向け手書き入力「mazec(マゼック)」を標準搭載で漢字の書き取り練習や漢字学習が可能
公式HPで詳しく

授業準備の負担を
軽減したいなら…

共有系

スクールタクト
スクールタクト

引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)

教材テンプレートが豊富で、オリジナリティ溢れる授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 6,000点以上の課題テンプレートが使用可能
  • 授業準備や生徒の評価にまつわる業務負荷を軽減
  • 生徒の回答状況が一覧で表示、進捗を確認しながら授業を進行
公式HPで詳しく

主体的な学びを
支援したいなら…

教材系

ラインズeライブラリアドバンス

引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)

生徒それぞれが自分で学ぶことを助けるサービス
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 学習状況に合わせた個別課題の出題機能
  • 生徒一人一人で背景画像などを自由に設定できる
  • メッセージのやりとりが可能なコミュニケーション機能を搭載
公式HPで詳しく

生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら

教材系

ドリルパーク

引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)

生徒それぞれが自分で学ぶことを助けるサービス
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 知識の定着や理解を深めることを目的としたドリル設計を採用
  • 正解数などに応じメダルやポイントをプレゼントすることでやる気アップ
  • 学び直しアダプティブドリルを収録してつまづきを防ぐ
公式HPで詳しく

▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。

・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ

叶えたい授業スタイルで選ぶおすすめの授業支援システム3選
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