授業⽀援ソフト
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授業支援システムとは何か、特徴、メリット、デメリットを紹介します。システムの主な機能や導入ソフトの選び方、買い替え時の注意点などもお伝えします。
小学校・中学校の
授業でおすすめ!
授業支援システム・
ソフト3選
授業支援システムとは、「授業支援ソフト」「オンライン授業ツール」「授業支援サービス」などとも呼ばれる、ITを用いた生徒の学びや授業運営を支えるツールのことです。
ICT(情報通信技術)の進歩により授業支援システムを導入する小・中・高等学校が増えている中で、2019年に文部科学省が「GIGAスクール構想」を打ち出したことから、急速に普及が進んでいます。
授業支援システムでは、先生と生徒一人ひとりがタブレットやPCを使って、授業を進行していきます。教材はすべてタブレットで表示するため、教科書は必要なし。あらかじめソフトに入っている課題テンプレートを使って授業を行う、課題の提出・自動集計もできるなど、教師の負担を大きく減らしてくれます。
授業中に生徒一人ひとりの画面を先生が確認できる監視機能などもあります。生徒の画面をみんなで共有して意見交換をしたり、コメント機能で発言意欲を高めたりするなど、従来にはない授業のブラッシュアップが可能です。
総務省が2017年に公開した「教育ICTガイドブック」のICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)導入手順を参考にした授業支援システムの導入手順についてまとめました。
ICTという手段を活用してどのように教育を改革・改善・充実させていくのかという目的と、導入する際の課題をリストアップしておきましょう。
そのために必要なのが情報収集です。ICT 環境を整えるため(タブレット配布や周辺機器など)のコストや自治体のセキュリティクラウド構想や導入状況、すでに教育ICTを導入している先進自治体の機器構成や活用実態、国の指針や政策動向といった情報を集めます。
情報を取集する際は、関係事業者からのヒヤリングや専門家からのアドバイス、先進自治体へ視察に行くなどして幅広い視野を持ち情報収集に努めましょう。
次の段階ではICTをどのように学校で活用していくかを検討します。例えば授業中や朝・放課後学習、生徒会・クラブ活動、家庭学習、校外学習など具体的に授業支援システムをどのように活用していくかをイメージしましょう。そしてそのイメージをもとに導入する教育クラウドサービスの事業者やコンテンツを検討していきます。
さらに教育ICTを円滑に活用していくにはネットワーク環境の確立が不可欠です。端末台数や利用予定の教材コンテンツなどを具体化してネットワークの負荷設計やコストなどあらゆる側面から検討してください。
文部科学省が打ち出すGIGAスクール構想では、1人1台の端末を目指すための補助金が支給されます。ほかにも多くの端末を同時接続しても不具合の起きない高速大容量の通信ネットワークの整備についても補助するとされています。しかし全ての費用を補助金でカバーできるわけではなく、導入のためには相応の費用が掛かることを忘れずに。
予算オーバーは学校経営に支障が出る可能性もあるため、先進自治体や学校などを参考にした予算確保と同時にコストを節減するための項目も検討しましょう。
次に授業支援システムを運用するための中心的人員を確保します。教育現場でICT活用を進行するには校長がクラウドサービスを用いた授業方針を決めたり、教員がルールやマニュアル作りをしなくてはなりません。授業支援システムを全ての教師が扱えるようにするための研修の必要です。学校内だけでは負担が大きい場合は、外部のICT支援員に協力を依頼する方法もあります。
また障害発生時の対策やセキュリティ対策も事前に考えておく必要があります。
ICT機器とシステムの導入後は必ず改善点や課題、方向性の修正などが見つかるものです。児童生徒とその保護者、教員側からのフィードバックとともに、子供達の学習法にどのような変化があったのか、学力向上に役立っているのか、教員側にメリットはあったのか、などを検証して教育ICTをより良い形で活用できるよう努めてください。
授業支援システムは、どのソフトを選ぶかによって、その機能は大きく変わってきます。ソフト選びで着目したい、目的、必須機能、実績の3つのポイントをご紹介します。
2019年に文部科学省が「GIGAスクール構想」を打ち出したことで、急速に授業のIT化が進んでいます。導入前にGIGAスクール構想の内容や、システム導入のメリットも確認しておきましょう。
授業支援システムは、導入後に買い替えを行うケースも少なくありません。買い換えの主な理由や、買い換え時の注意点をお伝えします。
授業支援システムを買換する際に注意すべきポイントについて詳しく見る
2021年に必須とも言える、授業支援システムのおすすめ機能3選や、授業を効率化する便利機能を一覧にまとめました。よかったらこちらも導入時の参考にご覧ください。
授業支援システムの導入は、児童が確認するべき図形や単元を正しく把握できること、教師の板書などの手間を省き、児童の様子を把握することに注力できるなどのメリットがあります。また効率的な授業や家庭学習が進められることで、児童の学力向上効果が期待できます。
授業支援システムに関するセミナーを受講することで、自校でのシステム活用方法や、システムごとの違いなどを知ることができます。導入を検討している学校はセミナーを複数受講することで、システムを比較しながら導入を検討できます。
授業支援システムを提供している企業は、展示会で自社製品の紹介や、導入の相談を行っています。展示会に参加することで、実際にシステムを操作した上で導入を検討できます。今後授業支援システムの導入を検討している教育機関は、ぜひ展示会の参加をおすすめします。
授業支援システムは、自分たちで設備などを調達するオンプレミス型とサービス提供事業者の設備などを利用するクラウド型に分かれます。両者の長所と短所は異なるため、利用環境などを踏まえて選択しましょう。
授業支援システムにおけるオンプレミスとクラウドの違い
を詳しく見る
授業支援システム導入における視力低下と対策について
を詳しく見る
授業支援システムの中にはAIを活用したものがあります。成績処理業務の自動化がはかれたり、振り返りの質を向上させたりする効果が期待できますが、導入の際に重要となることは、理想の授業スタイルを目指せるシステムであるかどうかです。
授業支援システムにおけるオプション機能には、教師がクラスを管理しやすくするためのさまざまなツールがあります。オプションを上手く有効活用することで、自分の目指す授業スタイルを実現しやすくなるでしょう。
あったら便利機能の搭載も調査!
授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。
先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら
引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)
特徴
生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)
特徴
ノート用にICTを
活用したいなら…
引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)
特徴
授業準備の負担を
軽減したいなら…
引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)
特徴
主体的な学びを
支援したいなら…
引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)
特徴
生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)
特徴
▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。
・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ
生徒機の監視やロック、Webフィルタリングなど、生徒が授業中にいたずらをしないための制御機能。授業で使用しているアプリ以外でも常に生徒の画面の監視が可能です。
リアルタイムで、生徒同士がノートを共有したり、意見を交換できる共有系の機能を搭載しています。生徒の主体性を伸ばしていきたい場合におすすめです。