授業⽀援ソフト
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授業支援システム・ソフトの選び方を解説!失敗しないための3つのポイントや、事前に準備しておきたいことをまとめました。
生徒にも教師にも大きな恩恵をもたらしてくれる授業支援システムですが、どのソフトを選ぶかによって、その機能は大きく変わってきます。ソフトを選ぶ際は、下記の3つのポイントに着目しましょう!
現在の授業にどんな問題点があるか、解決したい事柄に合わせて、ソフトを選ぶと失敗が少なくなります。
例えば、山間部の学校で質の高い授業ができていない場合は遠隔授業機能を重視したソフト、学習面を強化したければドリル系が豊富なソフトを選ぶなど。
高校などでは、生徒が予習をしてから授業に望む「反転授業」の実現に絞って、ソフトを厳選している例などもあります。まずは教員同士で課題や問題点を洗い出して、必要な機能をまとめてみましょう。
授業支援システムをうまく活用するには、生徒がいたずらしないためのルール作りも必要です。生徒機の監視・制御機能がないソフトでは、授業中、生徒が何をしているのか把握できず、そのために買い替えを検討するケースも少なくありません。
きちんと授業についてきているか、指定した教材を開いているかなど、生徒一人ひとりをしっかりと見るには監視機能付きのソフトがおすすめです。また制御機能が搭載されたソフトであれば指定ページ以外を開けないようにすることも可能です。遠隔操作で生徒機の電源をオフするなど、PCやタブレットの電源の切り忘れも防げます。
機能性や使いやすさに優れたソフトを選ぶには、実績の高いメーカーをピックアップするのもひとつの方法です。
学校での導入実績が豊富な教育ソフトの老舗開発メーカーなどであれば、日々クライアントの声を取り入れて機能改善を行っているため、より現場で使いやすいソフトを扱っています。また導入の際は、技術支援のレクチャーが受けられるか、トラブル時のサポート対応も忘れずにチェックしましょう。
授業支援システムの導入について失敗しないためには、さまざまな準備が必要となります。具体的には下記のような内容について対応しておくと良いでしょう。
ここからは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。これから授業支援システムの導入を検討する場合には、ぜひ参考にしてみてください。
授業支援システムの導入を検討している場合には、まず他の学校の導入事例を確認しておくことがポイントです。例えば「他の学校ではどのようにシステムを活用しているのか」「導入による効果」「導入にあたって課題となる点」といった点などをチェックしておくことによって自校での導入の参考にできますし、システムを選定する際のヒントにもなります。
導入事例をチェックする際には、検討しているシステムを提供している会社のホームページには、導入事例が掲載されているところもありますので、その内容を参考にしてみるのがおすすめです。
導入前には、システムを活用する上での疑問点や懸念点を出し合うことも必要です。この段階では、実際に候補となっているシステムをテスト導入することがポイント。システムを実際に使ってみることによって使いやすさなども確認ができますし、具体的な意見も出やすくなります。またテスト導入を行う場合には、スムーズに進めるためにも本導入を想定した運用ルールやマニュアルを決めておくことがおすすめです。
テスト導入によって現場から出された意見や疑問点、懸念点などを参考にして、実際にテスト導入をしたシステムをそのまま導入するのか、また他のシステムを考える必要があるのかといった点を検討していきましょう。
実際に導入を行い、運用していく中ではトラブルが発生する可能性もあります。例えばサーバーが故障してしまうなど不測の事態に備え、トラブル時の連絡先やヘルプページを確認しておくなど、さまざまな想定を行っておくことが大切です。
上記のように、トラブルが発生した際の問い合わせ先や報告ルート、また生徒へはどのように対応するかなど、あらかじめ整理を行っておくことにより、万が一の場合にも焦らずに動くことができます。
現在、授業支援システムにはさまざまな種類があるため、「うちの学校にはどのシステムが適しているのか」という点がわからないといったケースもあるでしょう。その場合には「ICT支援員」に相談してみることがおすすめです。
ICT支援員とは、学校での授業や教務などのサポートを行い、ICT教育の推進を支援するという役割を持った専門スタッフです。ICT教育の推進をサポートしてくれる存在であることから、授業支援システムの選定に関する相談を持ちかけてみると良いでしょう。
ICT支援員は、文部科学省の「学校DX戦略ポータル」というサイトから探せますので、もしわからないことがあればこちらの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
参考:文部科学省「学校DX戦略ポータル」
https://ictadvisor.mext.go.jp/
授業支援システムは商品によって機能が異なります。例えばリアルタイムで各生徒の学習進捗や状況がわかる、テキスト・課題の配布や回収が簡単にできる、テストの集計を効率化できる、音声や動画のアフレコ機能があり語学力を向上できるなどです。
システムを選ぶ際には、まず学校側が何のために授業支援システムを導入し、どのような授業スタイルを目指したいのかという自分たちの目指す方向性を見極めることが大切です。その方向性が明確になれば、学校の方針に合う授業支援システムソフトを比較的簡単に選ぶことができるでしょう。
あったら便利機能の搭載も調査!
授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。
先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら
引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)
特徴
生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)
特徴
ノート用にICTを
活用したいなら…
引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)
特徴
授業準備の負担を
軽減したいなら…
引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)
特徴
主体的な学びを
支援したいなら…
引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)
特徴
生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)
特徴
▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。
・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ
生徒機の監視やロック、Webフィルタリングなど、生徒が授業中にいたずらをしないための制御機能。授業で使用しているアプリ以外でも常に生徒の画面の監視が可能です。
リアルタイムで、生徒同士がノートを共有したり、意見を交換できる共有系の機能を搭載しています。生徒の主体性を伸ばしていきたい場合におすすめです。