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授業支援ソフト・システムポータルサイト » コラム|GIGAスクール導入で変わる、これからのICT教育 » 不登校児童の助けになるICT教育

不登校児童の助けになるICT教育

この記事を要約すると
この記事では、不登校児童へのICT教育の活用方法とその効果について解説しています。ICTの活用により、不登校児童も自分のペースで学習を進めることができ、学習の遅れを取り戻しやすくなるという効果が見込めます。
不登校児童へのICT教育を行う際は、最初は文字のみのやり取りから始め、少しずつチャットやビデオ通話に移行するなど、段階を踏んだコミュニケーション支援が重要。ICTを活用した学習は条件を満たせば出席扱いとして認められるため、不登校の学習支援としても有効です。
具体例としては、Zoomを利用した授業配信や別室登校と家庭学習を組み合わせた学習支援などが紹介されています。ICT教育は、子どもが学校に前向きになるきっかけを提供し、登校への意欲を促す手助けにもなるでしょう。

小学校・中学校の
授業でおすすめ!
授業支援システム・
ソフト3選

不登校児童へのICT教育の効果

ICTを取り入れることにより、さまざまな教育効果が期待できます。特に不登校児童に対して期待できる効果といえば、以下のようなものです。

自分のペースで学習できる

ICTの中には、自分のペースで無理なく学習できる仕組みを整えているものがあります。不登校になっている児童の中には、学習の集中時間がとても短い子もいますが、自分のペースで学習ができれば、少しずつ学びを深めていくことが可能です。 自分ひとりで学習するのは大変ですが、しっかり学校側などがサポートできる体制を整えれば、効果的な学習につなげていけます。

人との関わり合いに興味が持てる

不登校になっている児童の中には、言葉でのやりとりがうまくできない子どももいます。 ICTを活用した方法の中でも文字のみでのやりとりから始めれば、そういった子どもに対しても負担をかけることなくアプローチ可能です。 子どもが少しずつ慣れてきてからメールやチャット、最終的にはカメラ機能などを活用したコミュニケーションにつなげていけます。

登校に前向きになってくれることもある

少しずつ段階を踏んでコミュニケーションを築き、お互いに信頼できるような関係性が作れば、子どもの「一緒に過ごしたい」といった気持ちを高めることもできるでしょう。 不登校の児童と講師だけの関係性ではなく、 ICTを活用してクラスの児童と不登校児童のコミュニケーションをサポートすることも不可能ではありません。

ICTを活用した自宅学習は出席扱いになる

不登校の状態で学校を休んでいたとしても、 ICTを活用して自宅学習を行えば、出席扱いとなるケースがあります。 出席扱いとして認められるためには、いくつか満たさなければならない条件があるので、事前に確認しておきましょう。例えば、保護者と学校が十分に連携し協力関係が保たれていることや、訪問や対面指導が適切に行われることなどです。他にも条件があり、これらを満たしている場合に対象となります。

ICTを活用した教育支援の実践事例

実際にどのような形でICTを活用した教育支援が行われているのか、実践事例について解説します。

Zoomを利用した事業の配信と交流

オンラインでWeb会議・ビデオ会議などができるアプリケーション「Zoom」を活用した事例についてです。 校内の生徒指導委員会で支援策や学習内容などを決め、自宅での学習に取り組みました。Zoomで授業を配信して自宅で学習できる環境を整えたほか、休み時間の様子も配信し、他児童との交流促進に役立てたそうです。 長く登校できていない不登校児童は学校の様子が全くわかりません。こういった形で他児童との交流をサポートできれば、登校を前向きに考えてくれる児童も出てくるでしょう。

別室登校と家庭学習で活用した事例

学級担任が事前に事業で使用するプリントなどを送信し、毎朝オンラインで生徒と面談を行いました。家庭学習時はクラウド上のワークシートなどを活用し、別室登校時はオンラインで授業配信を行うなどして学習できる形です。 また、家庭訪問などを行い、学級担任が学習状況についてしっかり把握しながら指導できる形を整えました。

小学校・中学校の
授業でおすすめ!
授業支援システム・
ソフト3選

あったら便利機能の搭載も調査

叶えたい授業スタイルは…?

授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。

先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら

モニタ
リング系

Win Bird
(ウィンバード)
授業⽀援
for Chrome / Edge
ウィンバード授業⽀援for Chrome

引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)

「双方向授業」「複線型授業」をICTでサポート
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 新たな負荷なく、普段の授業の延長でICTを活用した授業が可能
  • 教科を問わず様々な授業で使える汎用性
  • どのアプリを使用していても、生徒画面の確認やロックが可能
公式HPで詳しく

生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら

共有系

ロイロノート・
スクール
ロイロノートスクール

引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)

生徒の思考力・表現力を高める授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 英語4技能「聞く」「読む」「話す」「書く」アップに便利な機能搭載
  • カードを繋げるだけで、簡単にプレゼン資料の作成が可能
公式HPで詳しく ※ロイロノート・スクールでは
現在電話受付を行っていないようです。

ノート用にICTを
活用したいなら…

共有系

MetaMoJi
ClassRoom
MetaMoJi ClassRoom

引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)

生徒の思考力・表現力を高める 授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • ペンの種類とバリエーションが豊富!紙に文字を書くような自由自在な手書き機能
  • 学校向け手書き入力「mazec(マゼック)」を標準搭載で漢字の書き取り練習や漢字学習が可能
公式HPで詳しく

授業準備の負担を
軽減したいなら…

共有系

スクールタクト
スクールタクト

引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)

教材テンプレートが豊富で、オリジナリティ溢れる授業が可能
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 6,000点以上の課題テンプレートが使用可能
  • 授業準備や生徒の評価にまつわる業務負荷を軽減
  • 生徒の回答状況が一覧で表示、進捗を確認しながら授業を進行
公式HPで詳しく

主体的な学びを
支援したいなら…

教材系

ラインズeライブラリアドバンス

引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)

生徒それぞれが自分で学ぶことを助けるサービス
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 学習状況に合わせた個別課題の出題機能
  • 生徒一人一人で背景画像などを自由に設定できる
  • メッセージのやりとりが可能なコミュニケーション機能を搭載
公式HPで詳しく

生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら

教材系

ドリルパーク

引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)

生徒それぞれが自分で学ぶことを助けるサービス
あったら便利!注目機能
  • ⽣徒画⾯の確認

  • 学校外での活用

  • 画面共有

  • 教材の有無

特徴

  • 知識の定着や理解を深めることを目的としたドリル設計を採用
  • 正解数などに応じメダルやポイントをプレゼントすることでやる気アップ
  • 学び直しアダプティブドリルを収録してつまづきを防ぐ
公式HPで詳しく

▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。

・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ

叶えたい授業スタイルで選ぶおすすめの授業支援システム3選
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