授業⽀援ソフト
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米国のスタンフォード大学とインド工科大学の卒業生が創った(※1)といわれているAR地球儀「Shifu Orboot」。発売を開始してから、学校の先生から「授業で使ってみたい」という声が多く届き、キッザニアやABI-STA、パソコン教室などに導入され、海外35カ国100万人以上(※2)の教育関係者からも注目されています。発売元では、2022年春には使ってみたい学校を募集していました。当選した学校にはもう届いているのでは。子どもたちの反応はどうだったのでしょうか。AR地球儀にはどのような特徴についてご紹介します。
※1・2参照元:https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_atpress_302879/今までの地球儀は国の名前と位置を確認するためのもので、指で示した国がどんなところなのかは、教科書や本で調べなければわかりませんでした。Shifu Orboot は、ARと地球儀が融合。地球儀の上に描かれているのはイラストのみ。国名や国境は書いていません。見たいイラストを選んでスマホやタブレットにカメラをかざすと立体的に物が映し出される仕組みです。
例えば、アフリカのサファリにいる象を見てみましょう。象に関する情報が詳しく書かれていて、餌をあげることもできるのです。餌の項目から「バナナ」をタップ。すると、ヤシの木があらわれて、象がバナナを鼻で取って食べている様子が見られるのです。こんな楽しい地球儀があったら、子どもたちもゲーム感覚で楽しく学ぶことができるでしょう。
対応している機種は、iOSとAndroid。Amazon Fireはサポートされていません。アプリをダウンロードするにはWi-Fi環境が必要です。
Shifu Orbootには、 ARくわしく知るやツアー、ミステリー、クイズWIZの4つのモードがあり、Animals(動物)やCultures(文化)、Cuisines(料理)、Interventions(発明)、Maps(地図)、Monuments(文化的建造物)といった項目に分かれています。あらゆる知識がここにギュッと詰まっているのです。
操作方法は、画面の真ん中にある「☆マーク」を地球儀の上の「☆マーク」に合わせるとBGMが流れて3D映像が浮かび上がります。それぞれの項目をクリックすれば、☆マークで概要、電球が点滅しているマークでもっと詳しいことがわかり、?マークはクイズが出題されるのです。クイズが分からなくても虫眼鏡のマークをタッチして地球儀にかざすとヒントがもらえます。対象年齢は6歳以上です。アプリの言語設定で日本語を選択できますが、項目名は日本語に変わりません。
Maps(地図)を選択すると、地図の上にそれぞれの国の国旗が浮かび上がります。Shifu Orbootには国の形や国境が書かれていないので、国名や位置はアバウトなこともあるようです。地球儀のように、国の正式名称もわかりません。そこが地球儀と異なるところ。地球儀に比べれば、圧倒的に情報量は多いです。国旗で国の名前を覚えることには適していますが、正式な国名や位置を子どもたちに教えるには、少し物足りないかもしれません。おもちゃのように遊びながらいろいろなことが学べるので、子どもが地理に興味を持つきっかけになるのではないでしょうか。
Shifu Orbootには、各国旗のシール張やおもちゃのパスポート、スタンプが付いています。子どもはシールやスタンプが好き。こういう付録が付いているのもうれしいですね。パスポートにスタンプを押せば、子どもたちで空港の職員さんごっこをして遊ぶことも。家にいながら海外旅行に行った気分にもなれます。気になる国を見つけたら、地球儀で調べてパスポートに記入してみましょう。国旗を覚えることもできるので、便利です。
双眼鏡の「くわしく知る」をタップすれば地球儀なしでも遊べます。他にもクイズゲームや画面上で地球儀を回して遊ぶことも。使用した人の口コミによると、「日本語訳がわかりにくい」という声もあるようです。
アプリの設定方法は、iPhoneやiPadはAppStore、AndroidはGoogle PlayストアからOrboot Dinosアプリをを検索。アプリ内の課金はありません。英語や日本語、スペイン語、フランス語など6つの言語から好きな言語を選べます。かけ算で数字を入力、「はい」を選択します。好きな名前をメールアドレス、グレードを選んだらダウンロードがスタート。接続環境によって異なりますが、4分くらいでダウンロードが完了します。
対応機種は、iPhone6以降、iPad第5世代以降、iPad Air全モデル、iPad Pro全モデル、iPad Mini2以降。Androidは最小3GBのRAMを搭載したすべてのデバイスです。
Shifu Orbootは、子どもたちの好奇心をくすぐる商品です。これを使えば、探求心も養われ、たくさんの知識を習得し、想像力や言語能力がアップする可能性も。少しおかしな日本語に変換されることもあるようですが。遊びながら学ぶと、どんどん興味が湧いてきます。子どもたちが世界のことを学ぶきっかけにもなるので、 AR地球儀「Shifu Orboot」をGIGAスクールの学習補助教材に取り入れてみてはどうでしょう。
あったら便利機能の搭載も調査!
授業支援システム・ソフトには、授業の質を高める機能が充実したもの、初めて端末を利用した先生でも、円滑に効率よく授業を進められるようにサポートするものまで、機能は各製品によりさまざま。自分達が抱えている課題や導入端末に合った授業支援システム・ソフトを使用することで、授業がもっとしやすくなります。生徒の画面を確認できるモニタリング系・生徒同士の交流を強化できる共有系・生徒自身の自主的な学びを助ける教材系など、人気の授業支援システム・ソフト3製品の特徴について紹介します。
先生と生徒の双方向授業を
サポートしたいなら
引用元:ウィンバード (https://www.winbird-gp.co.jp/)
特徴
生徒同士の協働的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ロイロノート・スクール(https://n.loilo.tv/ja/)
特徴
ノート用にICTを
活用したいなら…
引用元:MetaMoJi ClassRoom(https://product.metamoji.com/education/)
特徴
授業準備の負担を
軽減したいなら…
引用元:スクールタクト(https://schooltakt.com/service/)
特徴
主体的な学びを
支援したいなら…
引用元:ラインズeライブラリアドバンス(https://www.education.jp/education01/education01_1/)
特徴
生徒自身の自主的な学習を
サポートしたいなら
引用元:ドリルパーク(https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/)
特徴
▼選定条件
2024年9月5日時点、「授業支援システム」と「デジタルドリル」でGoogle検索して表示された50製品のうち、公式HPに導入実績・事例の掲載があり、小学校・中学校を対象学年に含んでいるそれぞれ15製品を抽出。
そのなかから、以下の条件で3製品を選出。
・ウィンバード授業支援 for Chrome / Edge:15製品のなかで、もっとも導入学校数の実績が多いため、双方向授業の展開に際して実証された教育効果を求める学校におすすめ
・ロイロノート・スクール:15製品のなかで、唯一初年度の利用料金が無料のため、協働学習の展開に際して正式導入前に効果を試したい学校におすすめ
・ドリルパーク:15製品のなかで、もっとも問題の収録数が多いため、個別学習の展開に際して多様な学力レベルに対応したい学校におすすめ
生徒機の監視やロック、Webフィルタリングなど、生徒が授業中にいたずらをしないための制御機能。授業で使用しているアプリ以外でも常に生徒の画面の監視が可能です。
リアルタイムで、生徒同士がノートを共有したり、意見を交換できる共有系の機能を搭載しています。生徒の主体性を伸ばしていきたい場合におすすめです。